商品先物取引Home>社会経済における商品先物取引の役割とは?
![]()
商品先物取引と聞くと誰もが「ハイリスクハイリターンの危険な投資」というイメージが強いと思われます。
このようなイメージを持たれている方は、「商品先物取引=運用効率の良いハイレベルな投資」という考えがあるのでしょう。
しかし、実際のところ、商品先物取引には、投資以外の役割がたくさんあるのです。
![]()
例えば、あるメーカーが商品の原材料を大量に買い付ける計画を立てているとします。
計画を立てている段階では価格が割安で予算も立てることが可能だったのに、いざ買い付けの時期が来たら原材料の価格が上がってしまい予算内で仕入れることができなくなることがあります。
そのリスクを回避させてくれるのが商品先物取引のシステムです。商品先物取引の仕組みを利用すれば、計画を立てている時点の価格で原材料を仕入れる契約を結ぶことができるのです。
実際の買い付け時に原材料の価格が上昇してもメーカーは計画段階の割安価格で原材料を仕入れることができるのです。もし、商品先物取引の仕組みがないと、メーカーは原材料を仕入れるためのコストを追加するしかありません。
すると、そのしわ寄せは商品価格に出てしまい、結果的には消費者が損をすることになるのです。メーカーは計画段階で利益額を具体的な数値で想定することができるので社会経済においても欠かせないシステムなのです。
逆に生産者側から見てもメリットはあります。生産者側からすれば1番怖いのは実際に売るときに価格が下がってしまうことです。当初、予想していた利益を出すことが出来なくなってしまうのです。
そのリスクを回避するために商品先物取引の仕組みを利用して、あらかじめ売り契約をしておきます。そうすることによって、価格下落のリスクを回避することができるのです。このような視点から考えると、商品先物取引は、メーカーも生産者もリスクを回避することができる保険的な意味を持っているのです。
![]()
商品先物取引のシステムがある限り、商品価格は独占されたり操作されたりすることはありません。なぜなら、メーカーや生産者や金融機関や国や投資家など、様々な人や機関が関わることで価格が決まってくるからです。
これらの動きにより需給バランスが保たれ、公正な商品価格が決まってくるのです。一昔前のように生産者が価格を操作するという不条理な時代は、商品先物取引ができたことにより無くなったのです。